がん患者とその家族が参画する金沢がん共生まちづくり3.0
金沢のまちに暮らすがん患者とその家族が、各自が持っている経験や知識、能力、特技、希望などを活かして、地域の多様な場で活動に参加したり、就労したりすることで活躍ができる「社会参加」を広く推し進めることを目的に、がん患者とその家族と地域の団体や組織、企業が、それぞれが抱える課題やニーズを共有して、ともに考えながらアイデアを出していく常設の学びの場〝ようこそ〟カレッジを設けることで、それぞれのニーズのマッチングと実際のがん患者やその家族の活動参加や就労を生み出し、地域全体としてがんと共生できる金沢のまちづくりに取り組んでいく事業。
金沢のまちに暮らすがん患者とその家族が、各自が持っている経験や知識、能力、特技、希望などを活かして、地域の多様な場で活動に参加したり、就労したりすることで活躍ができる「社会参加」を広く推し進めることを目的に、
がん患者とその家族と地域の団体や組織、企業が、それぞれが抱える課題やニーズを共有して、ともに考えながらアイデアを出していく常設の学びの場〝ようこそ〟カレッジを設けることで、
それぞれのニーズのマッチングと実際のがん患者やその家族の活動参加や就労を生み出し、地域全体としてがんと共生できる金沢のまちづくりに取り組んでいく事業。
3.0とは?
わたしたちが考える1.0と2.0
わたしたちが考える3.0
事業プラン
目標
がんに影響を受ける人たちが、地域の多様な場で活動したり就労したりすることで活躍する社会参加を促すことで、これまでの病院の中での支援(1.0)、地域の医療系施設での支援(2.0)から、地域の生活の場での支援(3.0)に移行し、がんに影響を受ける人たちが当事者として参画する金沢のがん共生まちづくりの推進に資する
受益者(がんに影響を受ける人)
・地域活動や就労等に結びつく社会参加の機会が得られる。
・一律的ではない全人的な支援が受けられる。
・地域での孤立を防ぐことができる。
・全体を通してがんに影響を受ける人たちの実際のニーズが明らかになる。
連携機関
・個々の団体のニーズに則した人材等のリソースを得ることができる。
・地域の団体や組織等と連携をはかることができる。
・結果として団体の課題解決の一助となることができる。
・全体を通して地域活動の課題の所在が明らかになる。
地域・社会
・がん共生まちづくりが推進される。
・当事者のニーズに則した施策が展開できる。
・がん共生社会のモデルを示すことができる。
・全体を通してこれまでの施策のズレが明らかになる。
スケジュール
地域連携会議
目的:地域で活動する団体や組織、企業等の目的や役割、課題やニーズを共有し、互いの連携を深めて、協働して金沢がん共生まちづくりの場づくりに取り組む体制を構築していく。
内容:定期的な会議(ハイブリッド)
場所:〝ようこそ〟カレッジ(元ちゃんハウス2F)
日時:2024年5月、10月、2025年3月
当事者会議
目的:がんに影響を受ける人たちを対象に、地域の多様な場での活動や就労など社会参加における課題や悩み、希望などを共有し、協働して金沢がん共生まちづくりの場づくりに取り組む体制を構築していく。
内容:定期的な開催
場所:〝ようこそ〟カレッジ(元ちゃんハウス2F)
日時:月1回
〝ようこそ〟カレッジ
目的:がんに影響を受ける人たちが、多様な場での活動や就労などで活躍できる社会参加を地域に促すために、がん患者や家族と地域のそれぞれの立場の人たちが共に学び、必要な知識と実践のためのスキルやノウハウを身につけ、具体的な一歩を踏み出すことができるようにする。
内容:スクール形式の学びの場。「がんと共に生きる」をテーマに、がんに影響を受ける人たちの社会参加を可能とする多様なカリキュラムを用意し、各自の希望に応じて知識やスキル、ノウハウを身につけ、それぞれの立場における個々の課題を解決できる内容とする。
リアルの授業とオンラインによるアーカイブを含めたeラーニングの講座も準備。外部の講師を招く他に、参加者であるがんに影響を受ける人や地域のそれぞれの立場の人たちが自らの経験や課題に基づいた「講義」をするスタイルも積極的に取り入れる。また、本年初頭の能登地震の1.5次、2次避難地であることからがんに影響を受ける人たちへの支援を地域で考えるワークショップの開催も検討したい。
広く参加者からの「授業料」を徴収することで学びのモチベーションの維持だけでなく、運営の持続性にもつとめていく。課外活動として「〝ようこそ〟カレッジ倶楽部」を設けて、趣味のサークルでの参加者同士の交流もはかっていく。
場所:〝ようこそ〟カレッジ(元ちゃんハウス2F)
日時:週2回および第一土曜日
文化祭
目的:本事業参加者と関係者の目標となる具体的な成果発表の場とするとともに本事業の取り組みを広く地域に発信をする。
内容:参加者と関係者が主体となり、広く市民に活動の成果と明らかになった課題等をアピールするイベントを開催する。がんに影響を受ける人たちの社会参加における課題やその取り組みの成果、事例報告等の他に、1DAYカレッジの開催など市民参加型の催しを展開する。能登地震の被災者として金沢地区に避難しているがんに影響を受ける人たちの声等もあわせて伝えたい。
場所:金沢市文化ホールおよび〝ようこそ〟カレッジ(元ちゃんハウス2F)
日時:金沢市文化ホール12月8日(日)、〝ようこそ〟カレッジ12月4日(水)~12月10日(火)
交流会
目的:本事業における1年の活動を総括し、その内容と成果を地域のがん患者やその家族、地域団体、組織、企業等の関係者、医療従事者、行政関係者、マスコミ等にアピールするとともに、次年度からの活動への協力をはかる。
内容:1年間の活動で明らかになった課題を共有し、今後の継続のための具体となる論点を導き出していく。同時にプレス発表会も開催する。
場所:金沢市文化ホール
日時:2025年3月